スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【SS】今度はモナ子とコトダマ様メイン【……の、ハズなんですががg】

ってワケで久々に書きます。といっても某所では晒したんですががg
さて、読む前に注意点などをば。
・いろんなきっかけやら何やらが置いてけぼり。
・どっかで見たような設定がある(ワザとじゃないんでご容赦くださいorz)
・CP色がないように書いたつもりだケド、そう見えちゃったらすみませんorz
以上を踏まえて「おkだぜ!」という方は追記からどうぞ。

 ――母さんへ。
   お元気ですか? 私は……独り立ちしてから5年、未だ見習いのままです。しょっちゅう失敗しては、お師サマに怒られてます。
   でもでも、今日はお師サマにほめてもらっちゃった!――

【ジュエル・ボックス】

「モナ子、もっとスムーズにできないのカシラ?」
「あうあうあ、す、すみませえええええええええん!」
 今日も、コトダマの館に声が響く。
 ここは、ちょっとアヤシイ雰囲気の店主『コトダマ』が切り盛りする占いの館、『唄蘭(うたらん)』。よく当たると評判で、連日大賑わい、行列も途絶えない。
 しかし、それは世を忍ぶ仮の姿。彼(と、言い切ってしまっていいのだろうか……?)は実は、異界の者なのだ。
 その証明者となるのが、モナ子という名の少女である。彼女もまた、見習い魔女として、彼の元でアルバイト兼修行をしているのだが……。それはまた、別の話である。

「ふえー、また怒られちゃったよ……」
 半べそになりながら、彼女はせっせと掃除をする。ふさぎこんでいる時間がもったいないからだ。営業時間が終われば、また稽古を付けてもらえるのだ。そう思えば楽になってくる。
 と、急に扉が開いた。出てきたのは主人であるコトダマ本人である。
「あ、あれ? お師サマ、そろそろ営業時間ですよ?」
 戸惑って問いかけるモナ子に、コトダマは慌てた様子で、
「モナ子、悪いけど留守を頼める? 野暮用ができたのヨ。お客さんには悪いけど、少し待ってもらっておくれ」
「え、あ、はい。わかりました……行ってらっしゃいませ」
 とりあえず送り出したものの、モナ子は動揺していた。だだっ広い館に、今日も大勢がやってくるのだ。自分一人でどうやって、お客さんをなだめればいいのだろう……
 すこし落ち込んだ様子で、モナ子は掃除を終わらせる。
「どうしよ……」
 とりあえず、館のマスコットである炉宮シスに指示を仰ごうと、いつもの場所――要は裏庭なのだが――に行ってみる。が、
「いやぁ、相変わらずみんな可愛いねv」
 シスは、周りの猫型仲間たちと井戸端会議をしていた。口説いているようにも見えるが、気のせいだろう、多分。
 猫型仲間たちはというと、あまりシスの事は意に介してないようで、ほぼガールズトークである。
「無視しないでよー、ねー」
 ……この様子では、シスから有意義な指示を得ることは難しそうだ。
 諦めて、モナ子は玄関先へと急いだ。

 玄関のプレートを『CLOSE』のままにして、モナ子が中に入ろうとした、その時。
「こんちわー、開いてるっすかー?……って、あれ?」
 彼女の後ろから来たのは、雲之ツキ。グラデーションがかった青色の髪が印象的な少年である。モナ子は困ったような笑みを浮かべ、
「ああ、ツキ君先輩、いらっしゃい。今日はお師サマが出かけてしまわれたんで、ちょっと開店時間を遅らせようかと思って……」
「その、変な呼び方やめてくんないっすかね。アンタの方が年上でしょ」
 いささか機嫌が悪いのか、ツキはイライラしながら文句を言う。
「先輩は先輩ですよー? 私より先に色々活躍してるじゃないですか」
 モナ子の方は大して意に介してないのか、小首を傾げている。
「だから、やめてほしいんすけど!」
 しまいにツキはうなり声をあげる。モナ子はぽりぽりと頬をかき、
「ツキ君先輩、イライラしてたら何も解決しませんよ? はい、リンゴ飴! ストレスには甘い物が一番ですっ!」
「アンタなあ……」
 リンゴ飴を何故か二つ渡されて、ツキは少々口ごもる。
「ところで……なんで二つもくれるんすか?」
 諦めたのか、話題を変えるツキ。するとモナ子は、
「人の思いを魔法で変えたり、近づけたりはできません。占いも……お師サマには悪いですケド、当たらぬも八卦という時だってあります。
 でも……自分から行く事はいくらだってできます。たとえそれが、砕けることを覚悟するようなことでも。だから……これはお守りです。気休めですが。
 一緒に同じ物を食べるのって、いいものですよ」
「……っ!」
 ツキは絶句した。まさしく今日、この館の主人であるコトダマに相談しようとしていたことを、見透かされたような気分だった。
「アンタ……ホントに見習い?」
「初心忘れるべからず、ですよ。貴方に幸運があらんことを!」
 ともすれば失礼ともとれる発言をするツキに、モナ子は高らかに祈りを捧げた。

 しばらくして、主人であるコトダマが戻ってきた。
「お師サマ、お帰りなさいませ!」
「ご苦労だったわネ、モナ子。今日はいい事をしたわネェ」
 はて、何の事だろうか。モナ子は少し考えて、一つ思い当たる。
「お、お師サマまさか……」
「ふふふ、今日はちょっと試させてもらったのヨ。水晶でずっと見てたワv」
 ……なんと意地の悪い師匠だろうか。呆れたような目をして、モナ子は口を開く。
「お師サマ……野暮用っていうのは嘘だったんですか」
「嘘じゃないわヨ、これを買いに行ってたの」
 そう言って彼が差し出したのは、モナ子の目と同じ、サファイアブルーの小さな水晶球だった。
「お師サマ、これは……?」
「髪飾りヨ。今日の抜き打ちに見事合格したからネ、あんたにあげる」
 戸惑うモナ子に、コトダマは半ば押し付けるように髪飾りを渡すと、そそくさと玄関のプレートを『OPEN』にした。
「さあ、今日も張り切って占うわヨ! ついておいでっ!」
「は、はいっ!」
 慌てて返事をして、とりあえず髪飾りを魔法でしまうと、モナ子はコトダマのあとに続いて館へと入っていった。

 ――え? 貰った髪飾りはどうしたかって?
   うん、あのね。右のもみあげのあたりにつけてるんだ! へへへ、ちょっと派手かなーとも思ったんだけどね。
   なんか、つけてると力がわいてくるんだ! 流石はお師サマだよね、簡単に何にでも魔法をこめられるんだもん!
   じゃあ、また手紙書くからね。電話だと、きっとまた寂しくなっちゃうからさ。
   
   P.S. 次のお休みには帰ります。モナ子より――
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

検索で今きづいたあてくし。
コトダマ偉大だなあww

モナ子さんのようにせくすぃーなキャラやシスとか(恐らく)ねこぽやスキさん達を従えてて裏山ーです。ツキもバイトしてるのは意外w

>むのさん
いらっしゃいまし!
お師サマはホント偉大だと思ってますw
ちょっと表現法が曖昧だったのでわかりにくかったかもなんですが(今回の反省点)、いちおー従えてるのはシスとウチの子だけっぽいです。まあ、ひょっとしたらこっそりねこぽちゃんやスキちゃんも傘下に入れてるかもですがw
ツッキーはバイトではなく、相談にきたお客です。一番乗りのつもりがまだ閉まってた、という……
今度からはもっとわかりやすく書けたらなあ、と思います^^;
感想ありがとございました!m(_)m

プロフィール

LINA@L_P

Author:LINA@L_P
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
FC2カウンター
ウチに来てくれた人は、ざっとこのくらい
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
手ブロも、始めましたwww
pixivにもいます
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。